おひさま保育園 園長まるいちゃんの月1コラム〜7月号
「ルポ 誰が国語力を殺すのか」石井光太著
「ルポ 誰が国語力を殺すのか」石井光太著
「ルポ 誰が国語力を殺すのか」石井光太著より
一第二章 学校が殺したのか一教育崩壊より抜粋ー
インタビューを終えた後、私はある言葉を思い出さずにいられなかった。
一章に登場した元教員の未次則子のつぶやきだ。
「文科省も、学校も、親も、みんな結局は成果主義なんですよ。すぐに形として表れる結果ばかりを追い求めつづけている。だからもっともっとという具合に新しいことをやろうとする。国語力を育てることって成果主義とは真逆で目に見えないものなんです。一つの詩を丹念に読み込んで感動の涙を流しても、テストの点数に結びつかないし、資格を取得できるわけでもない。でもそうやって内面で育ててきたものがあるからこそ、何十年か先に誰も想像しなかったような素晴らしい人間性を持てる ようになるのです。
私は、人にとって本当に大切なものって不可視なものだと思っています。その子のやさ しさを育てる。その子の勇気を育てる。その子の誠意を育てる。どれも明確な方法論があって数日後に点数化されて見えるものじゃありませんね。それでも、その子の未来のために毎日水をやり、丁寧に語りかけ、手を汚しながら土を取り換えて育てていく。家庭でも、学校でも、地域でもそれをやっていく。これが本来の教育だと思うのです」
今の教育の世界に、こうしたことを実行できる余地はどれだけあるだろうか。
この石井光太さんがやはり幼児期が大切だーと、先日、息子の勤める保育園に取材に見えて「色々話ができたー」と電話がありましたが、
宮崎でも「宮崎子どもの本に親しむ会」主催で10月21日に講演されるそうです。
第62回全国保育問題研究集会 仙台集会の記念講演
「いのちがまんなか 震災を語り伝える若者たち」
ーみやざぎ きずなFプロジェクトー
瀬成田実氏の話の中には、被災した両親、家族を亡くした子ども達がみずから震災を語り継ぐ活動をした8年間を聞きましたが、その子ども達からのメッセージに涙が出ました。
”伝えたい事があれば、その時に伝えて下さい。1分1秒を大切に過ごして下さい”
おひさまの夏 1日1日を大切に過ごします!!
よろしくお願いします!